諸事情により古いOSをインストール必要に迫られたので、さくらのVPSで CentOS 5.8 をカスタムOSからインストールしようとしたところ、ディスクのフォーマットの段階で下記のエラーが表示されてインストールできなくなりました。
自動パーティション設定のエラーです
パーティション作成中に次のエラーが発生しました:
ディスク嬢のブートパーティションは GPT パーティションスキームを使用しています。ただし、このマシンはGPTを使用したブートは行なえません。
これはすなわち、CentOS 5だとディスクのパーティションラベルが MBR でなければいけないのに対して、さくらのVPSのバーチャルディスクのラベルが GPT になっているからの警告となります。
というわけで対象のディスクのラベルを MBR に変更すればインストールできるはず。
GPT → MBR に変更する手順
まずはインストールディスクをセットしてレスキューモードで起動します。
インストール画面で F5 を押してレスキューモードの入力画面に変更し、 linux resque と入力して起動すればOKです。起動後は言語選択やキーボード設定、ネットワーク設定が表示されます。ここらへんも必要なければ適当でOK。
無事にレスキューモードで入ったら、今度はパーティションラベルを変更します。 さくらのVPSにおけるディスクのパーティションは /dev/vda になっているかと思いますので、parted コマンドでディスクのパーティションを修正します。 このとき、 mklabel msdos を指定することで MBR ラベルに変更できます。
これで完了。
あとは reboot で再起動してOSインストールを起動すれば、先程エラーになったパーティション設定もエラーなく進むはずです。