BIG-IPで、負荷やメンテナンスなどのPoolメンバー先の状況に応じて段階的に接続先を自動で切り替える機能として《Priority Group》というのがあります。
例えば《Priority Group Activation》を《Less than… 1 Available Member(s)》とすれば、そのプライオリティ・グループにおいてアクティブ(Available)なサーバが指定した数未満(Less than 1 の場合は1より少ない、すなわち0)になった場合に、より低いPriority Group値のグループへと自動的に接続先が切り替わります。
3つ以上のグループも作成できる
そしてこの Priority Group の指定は、3つ以上のグループを指定して動作させることも可能です。
下図の場合は、「Priority Group 3」のノードが全て Offline の場合は「Priority Group 2」へ。そして「Priority Group 2」のノードが全て Offline の場合は「Priority Group 1」にアクセスするようになります。
これを利用すれば過負荷時などにSorryページを表示させるような対応もできるので便利ですよね。