ESXi 5.5における各データストアのディスク使用率をSNMPで取得する方法のメモです。
ESXiにおけるSNMPですが。 ESXi 4系と5系とでは有効化の方法が違いますし、取得できる情報も異なります。 5系はより簡単に、かつ充実したような感じです。
ディスクの使用率をパーセンテージで取得することはできないようなので、《ディスクサイズ》と《使用サイズ》をSNMPで取得して算出する方法となります。
SNMPを有効化する
まずはESXi 5.5でSNMPを有効化します。
ESXiサーバのSSHを有効化し、SSHで接続します。
設定ファイルを開きます。
下記内容を変更。
最後にサービスを再起動します。
他の関連するサービスも再起動されますが、仮想環境には影響はありませんでした。(僕の環境では‥)
これでSNMPが有効化されました。
データストアのIDを確認
使用率を確認したいデータストアのIDを確認します。
今回取得したいデータストアは下記としています。
datastoa1 ⇒ /vmfs/volumes/5515189c-08771d00-3a38-a0369f457bf8
データストアの一覧は HOST-RESOURCES-MIB::hrStorageDescr で取得できます。
ID は 6 のようです。
総サイズを取得
続いてディスクサイズを取得します。
ディスクサイズは HOST-RESOURCES-MIB::hrStorageAllocationUnits と HOST-RESOURCES-MIB::hrStorageSize の結果を掛けた値となります。
すなわち今回の場合は
1048576 × 277760 = 291,252,469,760 byte = 271.25 GB
となります。
使用サイズを取得
データストアの仕様サイズは HOST-RESOURCES-MIB::hrStorageAllocationUnits と HOST-RESOURCES-MIB::hrStorageUsed の結果を掛けた値となります。
すなわち今回の場合は
1048576 × 973 = 1,020,264,448 byte = 0.9 GB
となります。
全然使われてない(笑)
使用率を算出する
最後に取得した値から使用率を算出します。
すなわち今回の場合は
0.9 GB / 271.25 GB = 0 %
となります。
はい。参考になるほどぜんぜん使用されていませんでした…。
以上で完了です。