fioコマンドを利用してパフォーマンステストを実施する際に、シングルスレッド(CPU1つ)でのテストではなく、複数の並列スレッド(複数のCPUを使う)でのテストを実施する方法のメモです。
利用するオプションは「numjobs」と「group_reporting」になります。
並列処理するjobの数(numjobs)
numjobsオプションを指定することで並列処理するジョブの数を指定できます。
こうすることで32個のジョブが動くことになり、CPUが32個存在する場合はフルで利用することになります。
ちなみにnumjobsオプションを利用すると、そのままジョブ別に結果が出力されてしまいますので、group_reportingオプションを追記することでジョブを全てまとめた結果を出力してくれます。
おまけ:非同期書込(iodepth)
iodepthオプションを利用すると非同期書込数を指定してテストできます。このオプションを指定することで、1スレッドにおける非同期書込処理数の指定が可能になり、多重アクセスによる性能の伸びの検証がおこなえます。