Linux環境でファイルの圧縮・解凍をするときには gzip や gunzip などを利用しますよね。
ですがこの gzip や gunzip は、1CPUのみを利用して処理を行うので、たくさんCPUを積んでいる環境でも高速化に至らなかったりします。
そこで活躍するのが pigz というソフトウェア。
pigz をインストールすることで、マルチコア環境に対応して複数のCPUを利用した圧縮・解凍が行えるようになってとても便利です。
pigzをインストールする方法
pigzはソースからインストールすることができます。
これだけ。
簡単です。
ちなみに、上記手順のpigzのバージョンは掲載時現在での最新となっていますので、必要に応じて最新版をインストールしてください。
使い方
基本的に gzip コマンドや gunzip コマンドと同じです。
-cオプションを使うことによって既存ファイルに影響を与えることなく解凍ファイルも作成可能。
topコマンドで確認してみると、100%超えてマルチコアを活かしていることが分かります。
もはや現在は、複数のCPUを搭載した環境があたり前になっている世の中なので、ぜひマルチコアに対応した圧縮環境を用意しておくことをオススメしたいです。