NetApp(FAS2520)でリアルタイム圧縮機能を有効化する方法と書込速度の検証結果

NetApp(FAS2520)でリアルタイム圧縮をしてみたらどんな感じかな?と思ったので設定してみました。

手前の環境では 305MB/s の書き込み速度と、思ったより早かった‥。もう少し激遅くなるのかなと思ったのですが。

ちなみに圧縮及び重複排除についてはライセンス不要です。

圧縮機能有効化の方法

まずは NetApp OnCommand System Manager からNetAppに接続してボリュームを作成します。
netapp-compression-howto_1

ボリューム作成の時はとりあえずまだ圧縮機能は有効化しません。
netapp-compression-howto_2

作成されたボリュームを右クリックで編集。
《Storage Efficiency》タブを開いて、下記のように重複排除と圧縮を有効化させます。 ここで《インラインの圧縮》にチェックを入れておくと、リアルタイムでの圧縮が行われるそうな。
netapp-compression-howto_3

これで圧縮機能の有効化が完了です。

書込処理の検証とその結果

早速、試しにサーバからNFSマウントを行い、10GB のファイルを ddコマンド で書き込んでみました。 ちなみにNFSの貸出設定を別途ボリュームに対して行わなければいけませんが、手順は端折ります。

ddコマンドはこんな感じ。305 MB/sの速度がでています。思ったより早い…。 びっくりするぐらい激遅になるかと思ってました。

圧縮の状況は NetApp OnCommand System Manager の《ボリュームメニュー》から確認できます。
netapp-compression-howto_4

ほうほう。圧縮率は 53% とのこと。約半分ですね。
ddコマンドで作成された単純ファイルなので、最大 53% 程度の圧縮率といったところでしょうか。
まぁこんなものか。
netapp-compression-howto_5

以上です!

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