PHPのソースインストール時にcURLを有効化する手順のご紹介です。
気をつけるポイント
CentOS 6以降では、RPM版のcURLだとSSL通信にOpenSSLではなくNSS APIを利用するようになっているので役に立ちません。
そこで、OpenSSLとcURLを別途ソースから個別にインストールする(下記で手順紹介)ことをおすすめします。
OpenSSLをソースからインストールする
まずはOpenSSLをソースからインストールします。
これでOpenSSLが指定したディレクトリにインストールされました。
cURLをソースからインストールする
続いて、先ほどインストールしたOpenSSLをSSL通信の方法に指定する形でcURLをソースからインストールします。
これでcURLが指定したディレクトリにインストールされました。
PHPをインストールする
最後にPHPをインストールします。
下記オプションを configure に追加してください。
–with-openssl=/usr/local/openssl \
–with-kerberos \
–with-curl=/usr/local/lib \
–with-curlwrappers
あとは make して make install で完了です。
cURLを試してみる
無事に cURL が追加されたかどうか確認するために動作確認してみます。
ここが NSS ではなく OpenSSL となっていればOK。
今回も無事に組み込まれているようですが、更に下記のプログラムを実行してみます。
無事にgoogle.txtが作成されていて内容が作成されていればインストール完了です。
HTTPSで取得もしているのでSSL通信も問題なしです。